ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)

第1部 本

しかけ絵本(海外の作家)
 ※日本語の本(翻訳版)もあります

その他の海外の作家

オセアノ号、海へ!(Under the Ocean)

『洋書:Under the Ocean (Pop Up Book) (英語)』
2013/6
Anouck Boisrobert (イラスト), Louis Rigaud (イラスト)

『和書:オセアノ号、海へ! 』2013/04
アヌック ボワロベール (著), ルイ リゴー (著), Anouck Boisrobert (原著), Louis Rigaud (原著), 松田 素子 (翻訳)


(感想)
 この細長い本を開くと、驚くほど大きいしかけが立ち上がってきます。「大きい」というより「雄大」といった方が良いかもしれません。なにしろ立ち上がるのは、大海原なのですから!
 赤い三角の旗をかかげたオセアノ号が、大海原を旅していくのですが……本の上半分は海上、下半分は海底という、かなり非常識(?)な巨大しかけに度肝を抜かれます。
 水平線の位置に目を置いて、上を見たり、下を見たり……しかけ自体はかなり単純なのですが、なんだか水面に半分浮いて、水上と水中を交互に見ているような、とても不思議な感覚……。ページを開くたびに、氷山があったり、嵐の海だったり、サンゴ礁の海だったりと、内容もバラエティに富んでいて飽きさせません。
 同じ作者の『Wake Up, Sloth!(ナマケモノのいる森で)』や『Popville』と同様、優しい色彩のイラストと斬新なしかけで、大人も子供も楽しめる作品です(使用しているインクは、環境に配慮して、なんと大豆を原料としているそうです)。

・1ページ目:表紙
・2~3ページ目:港。オセアノ号の旅立ちの大きなしかけ。
・4~5ページ目:大海原を進むオセアノ号と海中を泳ぐ鯨の大きなしかけ。
・6~7ページ目:氷山を進むオセアノ号の大きなしかけ。
・8~9ページ目:嵐の(夜の)海を進むオセアノ号の大きなしかけ。
・10~11ページ目:豊かな南のサンゴ礁の海を進むオセアノ号の大きなしかけ。
   *   *   *
 また、別の作家の本ですが、海をテーマにした、しかけ絵本には、『ポップアップ絵本 にじいろの さかなの かくれんぼ』、『ペネロペしかけえほん (6) ペネロペうみであそぶ』、『ヘリコプターくんうみをいく』の他、キラキラしかけえほんシリーズの『海の生き物たち』などがあります。このキラキラしかけえほんには、他に『昆虫たち』もあります。

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