ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)

第1部 本

しかけ絵本(日本の作家)

おいしいな

『おいしいな! (きむらゆういちのパッチン絵本)』2002/06
きむら ゆういち (著), せべ まさゆき (イラスト)


(感想)
 小さい子でも壊さないで読める、すごく丈夫な、しかけ絵本です。
 内容はとても単純、ピクニックでみんなで楽しくお弁当を食べる……というもので、内容もしかけも、小学校低学年以下の幼い子供向けだと思います。
「いただきまーす」と言っている動物の顔(口の部分が、スライド式になっています)を引っぱると、大きく口が開いて、オレンジやホットドックをもぐもぐ(読者が、スライドを引いたり閉じたり)します。
 すごくシンプルな内容の話としかけなのですが、スライド式になったページをスッと引いたり、パチンと戻したりして、口の中が開いたり閉じたり(食べ物が見えたり見えなくなったり)するのが、子供にはとても楽しいようです。

 ページの紙は、軽いのにとても厚いものですし、スライドするしかけも丈夫に作ってあるので、不器用な子供が乱暴に扱っても壊れにくいと思います。かわいいしかけ絵本を買っても、すぐ壊してしまう……とお嘆きのお父さんお母さんにお勧めします。
   *   *   *
 きむら ゆういち(木村 裕一)さんは、同じパッチン絵本シリーズの『だーれだだれだ!』の他、『みんなみんなみーつけた』、『がんばれ はぶらしハーマン』、『おいしいよ やぎのケーキやさん』、『がんばれ!くまのおいしゃさん』、『うまちゃん かけっこなら まけないもん!』など子供向けの人気の絵本やしかけ絵本を多数出しています。
 また同じように丈夫なしかけ絵本には、ミキハウスいろいろしかけえほんシリーズの『わくわくサーカス』や『どこどこどうぶつ』があります。『わくわくサーカス』は、カーテンを開く・帽子の手品・くす玉が割れるなど、しかけの内容がバラエティに富んでいて楽しいだけでなく、ひっぱりしかけや回転しかけなどの動かす仕組みも、不器用な幼児の手でも動かしやすいように工夫されています。

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