ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)

第1部 本

しかけ絵本(海外の作家)
 ※日本語の本(翻訳版)もあります

Matthew Reinhart(マシュー ラインハート)

Transformers

『洋書:Transformers(英語)』2013/10/29
Matthew Reinhart (アーティスト), Emiliano Santalucia (Cover Design)


(感想)
 この『トランスフォーマー(英: Transformers)』は、タカラトミー製の変形ロボット玩具シリーズの総称で、日本だけでなくアメリカでも大ヒットし、映画やアニメにもなっているという、みなさんご存じのあの「トランスフォーマー」です☆
 そしてラインハートさんの今回の本も、期待は裏切られることはありません! これはもう、間違いなく、しかけ絵本の最高峰の一つになるでしょう。自動車やジェット機がトランスフォーム(変形)します。というより、トランスフォームしまくります。
 本を開くと、どわん!と大きな立体物が立ち上がるのですが、その下につまみがついていて、それを引くと……トランスフォームするのです!
 かつてこんなにわくわくさせられる、引っ張りしかけがあったでしょうか。
 しかも本の装丁も、今までと違って、箱になっています。本の背表紙と反対側の、ページの開く部分に、マグネットで閉まる扉がついているので、プラモデルの箱ぐらいのサイズの「おもちゃ箱」状態になっているのです。そこからびっくり箱のように、いろんなトランスフォーマーが立ち上がってくるので……本当に魔法のようです(感涙)。よく映画で、謎の本から光とともに魔人が飛び出してくる……なんていうシーンがありますが、まさに、それそのもの。驚くほど巨大なトランスフォーマーも立ち上がります。その上、このトランスフォーマーたちは、ページを閉じると、おとなしく内部に戻っていってくれるので、親に「おもちゃをちゃんと片付けなさい!」と怒られる心配もありません。
 ただ……しかけが「飛び出し+引っ張り」と複雑なだけに、あまり小さいお子様にはお勧めできません。何度も開け閉めしているうちに、壊しそうな気がします。高価なうえに、しかけの完成度があまりにも高いので、壊されると、大人の方がショックを受けそうです。むしろ子供の頃、トランスフォームするおもちゃに夢中になっていた、子供の心を持つ大人の方にお勧めします。でも、出来れば二冊購入して、一冊は破壊されることを覚悟で子供に渡してあげるか、タカラトミーなどのフィギュアのトランスフォーマーをあげると、子供が大喜びすること間違いなしです☆

・1~2ページ目:スタースクリーム(ジェット戦闘機型トランスフォーマー)やバンブルビー(黄色い自動車型トランスフォーマー)が変形し、エンブレムが切り替わります。下にある車3台の同時変形が楽しい。
・3~4ページ目:中央に巨大な人工惑星(サイバートロン)、上げると、トランスフォーマーが戦っています。下の左右に、パトカーやロボットに変形する自動車型トランスフォーマー。
・5~6ページ目:中央で、巨大なメガトロンがバンブルビーに襲い掛かります。左に、イジェクトするサウンドウェーブ(ロボット形)、右に飛行機型トランスフォーマー三機(変形)。
・7~8ページ目:大迫力で仁王立ちするオメガスプリーム(戦車やロケットに変形する超巨大トランスフォーマー)。左下に司令官グリムロック(ティラノサウルス型のメカ恐竜に変形)。右下に合体変形するトランスフォーマー。
・9~10ページ目:中央に、総司令官オプティマスプライム(赤い車からロボットに変形)。左にジャズ(白い車からロボットに変形)。右にアイアンハイドとラチェット(赤い車からロボットに変形)
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 しかけ絵本ではなくフィギュアですが、タカラトミーなどから発売されているトランスフォーマー(フィギュア)には、『トランスフォーマー ジェネレーションズ TG-23 メトロプレックス』、トランスフォーマー マスターピースの『MP13 サウンドウェーブ』、『MP-18 ストリーク』、『MP-17 プロール』、『ディズニーレーベル ミッキーマウストレーラー モノクローム』などの人気商品があります。変形が複雑なトランスフォーマーは高価なものが多いのですが、トランスフォーム(変形)させにくいものもあるようなので、購入する場合は、レビューなどを確認してください。
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 また、同じくしかけ絵本ではなくブロックですが、レゴ クリエイター・シリーズには、『パワーメカ 31007』、『ハイウェイスピードスター 31006』、『サンダーウイング 31008』など、形を変えられる人気商品があります(これらは「変形(トランスフォーム)」ではなく「組み換え」で形を変えます)。

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